寄せ書きとは、いわゆる【メモ帳】です。A4のコピー用紙を横にして使います。教わったこと、調べたことを書きます。メリットはたくさんあって…
メリット1:理路整然と書く必要がない
メリット2:一度書けば、定期テストや入試前に復習がしやすい
メリット3:自分で頑張って書いたから、記憶に残りやすい
メリット4:自分で頑張って書いたから、大切にしてくれる
など、メリットが多いです。そして一番のメリットは、空いているスペースに書くだけですので、【一日1枠(わく)】でも書くことができる点です。
上記のように、右半分は空いていますよね。明日以降の勉強で、「これは残しておきたいな」「僕にとって(私にとって)大切だな」「忘れたくないな」と思ったことを書き加えていきます。
上記の寄せ書きは、1つずつ【ぐりぐり】していますね。これもお勧めです。曲線を書くという動作は、脳に心地よさを与えてくれるそうです。
上記は、数学でまとめようとしている1枚です。左下と右上をご覧ください。いわゆる【文章題】の図や答えを、丸写しにしています。文章題って、「たくさん反復すれば、そのうちできるようになるよ」と言われますが、パターンがたくさんありますので、【たくさん反復する】時間がない人もいると思います。そもそも入試は5科目ですので、数学の文章題だけに時間を割くことは難しいですよね。そこで…
上記のように、【相性の良さそうなパターン】だけを選んで、少数精鋭で書くのです。そして何度も解くのではなく、少数をじっくり読むのです。読むことで、「ここは分かる」「この1行が分からない」と、得手不得手が見えてきます。さらに、読むという勉強は、場所を選びません。紙を片手にいつでも復習することができます。
以上から、数学の文章題こそ、解くのは最小限にして、「頑張ればできそうなパターン選び」と「記録の作業」を、勉強の中心にしてほしいと思います。
理科は図をたくさん書きます。学校ワークの解説冊子にある絵がお勧めです。絵に自信がない子は、コピー用紙を上に置き、透かして写すと良いでしょう。
上記は、【水の化学反応式ができるまで】を、流れでまとめた寄せ書きです。「酸化銀の化学反応式で、銀(Ag)の前に4が付く理由が分かりません」と聞かれましたので、水(H2O)を例に解説しました。このように、思考プロセスを残すことにこそ、勉強の本質があります。
上記は、中1の3学期に学ぶ図形です。パターンがたくさんあって、頭がこんがらがってしまいますよね。そこで、一覧作りです。公式だけではなく、実際の問題も書くのがお勧めです。
メリットは、作った後に現れます。ワークを解いている時に、「どうやるんだっけ?」と悩んだら、この一覧を見ることで、「このパターンだな」と気付き、「まずこうやって、次にこうやるのか~」と、【過去の自分】が先生になってくれます。
私はすかさず言います。「どう?坂﨑先生(生徒自身のことです)の授業、分かりやすい?(笑)」と。生徒は答えます。「まずまずですね(笑)」と。
上記のように、「重要語句とその解説」を、セットで書きます。タイミングを見て、生徒に声を掛けます。「頑張ってまとめたね。問題出そうか?何分後が良い?」と。「5分ください」と言われたら、5分後に紙を受け取って聞きます。
「問題です。瀬戸内海で乱を起こした人は?」と。「えっと、藤原純友(ふじわらのすみとも)です!」と答える生徒に、さらに聞きます。「ですが…、それは何年ですか?」と。
「え!?年号って書いてましたっけ?」「ほら、939年って書いてあるよ。自分で書いたんでしょ」「うわ、本当だ💦」というやり取りが続きます。
これは、ご家庭でもできる作戦だと思います。楽しみながらできますので、とてもお勧めです。
上記のように、英文も書きます。学校の教科書の巻末には、「重要構文復習リスト」が載っていますので、それを写します。英文を写すことで、フルバージョンで(リズムで)大切な表現に触れることができます。
問題演習だけでは、穴埋めや語形変化など、ピンポイントで接しがちです。【全体】を見ることも、同じくらい大切なんだと、覚えておいてください。とてもお勧めです。
寄せ書きが習慣になると、生徒からの質問が変わります。生徒は言います。「先生、モーターの仕組みを丸写しにしました。で、ここなんですが、どうして~」と。私としても、一覧を見ながらですので、答えやすく、双方にとってメリットが多いです。
上記は、理科と社会が混ざっていますね。これでOKです。題材は、学校ワークの解説冊子です。中3の夏休みには、中1中2の復習をしたいですよね。けれど、夏休みが長いからと言って、2年分あるのですから、1から解いたり学び直すには、少々時間が足りません。かと言って、ポイント優先の問題集では、虫食いの知識になって、記憶が長続きし辛いですよね。
そこで、学校ワークの解説を読むのです。中1からの解説冊子を読み進めて、「ここは大切だ」「ここ、忘れてるな…」と感じたところをまとめるのです(上記のjpg画像参照です)。
ポイントは、定期的にこれをすることです。すると、「ここはもう大丈夫」と思えるところが増えていますので、【書く量】が減ります。結果、生徒は言います。「夏休みは、あんなに書いたのに、この冬休みは、半分以下になりました。自分の成長を感じます」と。
このように、夏休みと冬休みは、セットにして考えましょう。この時、同じ教材(今回は学校ワークです)で、同じ作業(今回は寄せ書き作りです)をするのがコツです。